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屋根の雪止めを付ける前に見た方が良い記事!火災保険活用方法とは

公開日:2023年2月19日

 

ここ最近、日本は異常気象とも思えるような現象が起こることがあります。

そのひとつに、想定外の大雪というものがあります。

雪が降る可能性が低い地域の住宅は、

大雪に対応できるような設備が整っていませんので、

大雪が降ると大きな被害が出てしまう可能性があります。

では、雪で被害が出た時はどのように対処すれば良いのでしょうか。

 

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現実は、職人が修理をしなくてはいけない箇所よりも

災害によって破損した部位を見つける方が難しいのです。

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想定外の大雪に備えて「雪止め工事」を行う

北海道・東北・中越地方など豪雪地帯は、

大雪を想定した住宅作りが行われています。

しかし、最近はそれらの地域以外でも積雪することもあり、

屋根からの落雪などの危険も高まっています。

その際に、屋根からの危険な落雪を防止するために取り付けるのが雪止めと呼ばれるものです。

屋根 縁切り 火災保険

屋根は地上からなかなか見えませんし、

屋根にどれほどの雪が積もっているのかはわからないでしょう。

しかし、降雪後は屋根の上にかなりの量の雪が残っていることは少なくないため、

雪止めがないとどのタイミングで落ちてくるかわからないというのが現状です。

そのため、雪止めを取り付けておくことで万が一の事故の防止につながります。

 

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雪はどれほどの影響を建物に与えるのか

雪というものは、雪止めの設置のあるなしに関わらず建物に大きな影響を与えます。

特に、豪雪地方以外では雨樋の破損がよく起こります。

軒樋まがり 大雪被害

しかしながら、雨樋の破損はなかなか気づかないものですので、

雨水がスムーズに落ちてこなかったり、雨漏りが起こったりした時に、

雪の影響で雨樋が破損していることはすぐにはわからないでしょう。

しかしながら、雨樋というものは何かしらの「重み」がかからなければ、

壊れることがほとんどないものです。

しかし、屋根の上に積もった雪は氷になってしまうと想像以上に重くなり、

雨樋の破損につながるリスクが高くなってしまいます。

 

 

そしてもうひとつ注意しておきたいのは、カーポートです。

カーポートは住宅の屋根よりも強度が弱いので、

雪の重みによって変形してしまうこともあります。

もし、住宅の屋根から重い雪が落下し、カーポートの屋根に直撃してしまうと、

カーポートに穴が開いたり壊れたりしてしまう危険性があります。

カーポートなら修理すれば治りますが、

第三者に直撃してしまうと怪我人が出てしまう可能性もあり、

損害賠償問題に発展してしまうかもしれません。

 

雪止めは屋根を葺いたタイミングで取り付けるのがベストなのですが、

雪が少ない地域・降らない地域では取り付け自体されていないことも多く、

雪が降った時に慌てて対応するということも少なくないです。

 

特に、家の周りの敷地が広くない地域(住宅が密着している地域)で、

少しでも雪が降る可能性がある場合は、

事故の防止のため、隣人とのトラブル防止のためにも雪止めを取り付けることをお勧めします。

しかし、雪止めの増設ができる屋根とできない屋根があるので、

リフォームを検討されている方は専門業者に見てもらうのが良いでしょう。

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雪止め工事が必要な住宅とは?

では、どのような住宅の場合、雪止め工事をした方が良いのでしょうか。

●中途半端な降雪がある地域の住宅

一度でも屋根に積雪があったことのある住宅の場合は、

今後も積雪の可能性があるので雪止めを取り付けた方がよいでしょう。

過去数年間に渡って大雪の被害がない地域だとしても、

次にまたいつ降雪があるかわかりませんので、安心は禁物です。

 

実際に、2014年2月に関東地方を襲った記録的な大雪の際には、

雪止めが取り付けられていなかった多くの住宅で、

雪の重みによる屋根や周囲の部品の破損、

落雪によるケガ・物損などが相次ぎ、大きな被害が発生しました。

また、大雪以外でも中途半端な降雪が一番危険だということを認識しましょう。

また、北海道・東北地方で毎年多くの積雪がある地域では、

そもそも豪雪対策がされているので雪止めをあえて取り付けないということもあります。

雪止めが人力で雪おろしをする際にストッパーになってしまうこともあるので、

雪止めを取り付けないケースもあります。

さらに言うと、豪雪地帯の雪の量はたまに積雪する地域の量とは比較にならないほど多くなるため、

雪止めを固定する金具がすぐに曲がってしまうというデメリットが発生するという理由もあります。

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●隣地との境界線が近い住宅
住宅密集地に住んでいる場合は、カーポートや隣人の車、

植木などに落雪する可能性があるときは、トラブルになるリスクが高くなります。

そして、何もない場所でも、

雪が落ちた勢いで氷の塊が少し離れた場所の住宅を傷つけてしまうという可能性もあります。

そのため、隣の住宅との距離が近い場合はもちろんですが、

隣地との境界線が近い場合も雪止めを取り付けることをお勧めします。

 

●雨樋破損の防止をしたい住宅

雪止めがないと、雪の影響を受けやすい雨樋の破損のリスクが高くなります。

凍った雪がすべり落ちてくると、

大量の雪が雨樋に引っかかってしまい、

重みに弱い雨樋が破損してしまうことがあるので注意が必要です。

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雪止め工事のタイミングと費用について

 

雪止めは、一部の屋根を除き後付工事で設置することができますが、

DIYで設置するのは危険ですし、

後から不具合が起こりやすいので注意しましょう。

 

量販店やホームセンターには自分で取り付け可能な雪止めの金具は販売されています。

しかし、屋根の工事は足場も必要になりますし、

梯子だけをかけて工事をすることは危険極まりないことです。

事故の防止のためにも、素人が取り付けることはやめましょう。

法律的にも2m以上の高所作業は安全対策をしないといけないとなっております。

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関連記事:【2022年11月度施工事例】ビルの屋上防水とガラス交換(火災保険適用)

また、雪止めの後付工事は新築時に設置するよりも手間がかかります。

そのため、コスト的に割高になる可能性が高くなります。

そして、新築時から数年~数十年経過した屋根に穴を開けたり金具を押し込んだりすることから、

雨漏りなど深刻な不具合が発生しやすくなる工事になりますので、

経験豊富な業者へ依頼する必要があります。

 

この雪止めの設置だけで工事をすると割高になってしまうので、

屋根の増築や改修工事のタイミングで同時に行うのが良いでしょう。

 

火災保険を使えれば工事費が無料になる?

倉庫改修工事報告書

もし、大雪によって住宅に被害が出てしまった場合はどうすればよいのでしょうか。

屋根やカーポートが壊れたとなると、

それなりに高額の工事費がかかります。

しかし、火災保険に加入していれば、

雪による被害は保険金で賄えることがほとんどです。

2014年の大雪では火災保険会社合計で4000億円の支払いを【建物】でしております。 詳しくはこちら:お問い合わせ

 

一般的な火災保険では、

基本補償に「雪災補償」が付帯しているので、

雪による被害と認められれば、火災保険を活用した修繕が可能です。

 

まずは、自分が加入している火災保険の保険証券を確認してみてください。

「雪災補償」というという文字があれば、雪による被害は補償されます。

 

この雪災補償があれば、

屋根から雪が落ちてきた時の損害は保険会社が補償してくれますので、

工事費用は自己負担で賄う必要はありません。

 

もちろん、落雪以外にも雪による被害であれば補償の対象になります。

 

例えば、屋根に積もった雪の重みで住宅がつぶれてしまった時も、

雪災補償の対象になります。

火災保険という名称からあまり注目されていないのですが、

火災保険の基本補償には自然災害による被害の補償も含まれています。

火災保険を活用すれば、屋根やカーポートの修理、

外壁工事なども行えますので、

そのタイミングで雪止め設置をすることなども検討してみましょう。

雪害での火災保険申請手順

 

では、実際に雪災補償を申請するにはどうすればよいのでしょうか。

 

一般的なスケジュールは以下の通りです。
① 依頼者が、雪による破損を発見した時に専門業者に調査を依頼する
② 専門業者が、調査を実施し、調査報告書と工事の見積書を作成する
③ 依頼者が、その書類が完成してから保険会社で連絡する(保険の申請)
④ 依頼者が、保険請求書類(調査報告書・見積書ほか)を保険会社に提出する
⑤ 保険会社の鑑定人が、破損した部分を調査する
⑥ 保険会社が、鑑定人の調査報告をもとに被災額を確定させ、保険金額を決定する
⑦ 保険会社が、保険金を支払う
⑧ 専門業者が、破損した部分の修繕工事を実施する

このような流れで、

火災保険を利用した工事を進めることができますが、

専門的な書類の作成などもありますので、

専門業者に依頼するという手もあります。

 

     直接保険会社に相談した人が損をしている現状があります。 保険会社側の工務店いがいは当たり前の事実です

雪の被害が出た時はまず施工業者に連絡をしよう

 

大雪による被害の場合、

保険会社ではなく専門業者に調査を依頼することがポイントになります。

保険会社は、あくまで保険金を支払う立場です。

そのため、自社の利益を守るために保険金額を減らすことも重要な業務として位置づけられていることから、

依頼者が不利益を被らないように、

火災保険の申請を得意としている専門業者に調査してもらうことで有利に交渉を進めることができます。

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施工業者選びも大切になる

このように、火災保険を利用した雪災補償の申請の際には、

専門業者選びが大きなポイントとなります。

この時に、悪徳業者につかまってしまうと不利益にならない申請をしてもらうどころか、

火災保険を悪用した契約を結ばれてしまうことになります。

そのため、優良業者を選ぶことがポイントになります。

 

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どのように優良業者を探し出すのか

では、どのような方法で優良業者を選べばよいのでしょうか。

インターネットの口コミを頼りにしていくと時間だけを浪費してしまいますし、

嘘の情報を鵜呑みにしてしまう可能性もあります。

そこで紹介したいのが、簡単に優良業者を探し出すことができる方法です。

 

ここでいう優良業者とは、

依頼者の利益を第一に考えてサービスを提供してくれる

「お客様ファースト」の業者です。

 

依頼者にとって一番の不利益は、

業者が利益を優先するがあまり余計な出費が増えることです。

そのため、加入している火災保険を上手に活用して依頼者の出費をゼロにしてくれる提案ができる業者、

実行できる業者を探し出すことが成功の第一歩といえます。

具体的には以下のような質問をするだけで、

優良業者かどうかの判別が簡単にできます。

 

それは「雪の重みで屋根に不具合が起きているようなのですが、安く修理する方法はありますか」

というような「自然災害により住宅の一部が壊れたので安く修理したい」

という内容の質問をすることです。

この質問に対する答えで、業者の火災保険の活用方法がわかります。

 

① 壊れた部分を調査してみないことにはわからない
このような曖昧な答えを返してくる業者は、経験不足かつ勉強不足の可能性が高く、

避けるべきでしょう。

② 火災保険に加入しているかどうかを確認してくる

この場合、火災保険を活用して安く工事ができることを知っていて、

依頼者の負担を減らす提案をしてくれる業者である可能性が高くなります。

以下のようなやり取りになることが想定されます。

図面例題 火災保険交渉には必要になる

●依頼者から雪により住宅の一部が壊れたことを伝える
●専門業者から火災保険に加入しているかを確認する
●依頼者から火災保険に加入している旨を伝える
●専門業者から火災保険を使えば依頼者が費用を負担することなく工事ができる提案をする

このような流れになれば、優良業者と考えてよいので、

火災保険を活用することを前提の上で、調査を依頼し火災保険の申請を進めましょう。

【鑑定人交渉の実態】火災保険の保険金に納得がいかない!再審請求は通るのか?

依頼者の利益を最優先に考えてくれる業者を探そう

このように、依頼者にとって最大の利益になりうるのは火災保険の最大活用です。

この部分に一切触れずに、まずは見積を取らせてくださいという業者は、

自社の利益を優先している可能性が高く避けるべき業者といえます。

もし、そのような業者に修理を依頼してしまったとしたら、

自社の利益を優先させた工事が進み、

優良業者に依頼した時には考えられないような

高額な費用を支払うことになってしまうかもしれません。

 

 

ちなみに、悪徳業者はその詐欺的な手口が世に出てしまうと、

優良業者になるのではなく、

新たな詐欺手法を編み出す方向に進む業者が多く、

いたちごっこのように悪徳業者が生き延びてしまうのです。

 

一方、優良業者はお客様の利益を最優先に経営しています。

そのため、地域密着型で長きに渡り、安定的な経営をしています。

口コミで多くの依頼者に恵まれていますので、人気もあります。

そのため、火災保険を活用した工事を実際に行った知人に紹介をしてもらうという方法もあります。

 

雪による被害が発生した時は、まずは火災保険を利用した工事ができることを思い出してください。

そうすれば、費用負担がゼロで屋根などの修理ができる可能性が一気に高まります。

 

 

記事監修兼江戸川塗装代表:高野

15歳から約20年間に渡り『塗装会社』のペンキ職人に従事。

2017年に独立。

塗装をした後のアフターフォローで

様々な意見交換をお客様や協力業者としていくなかで、

施主様負担がもっとも少なくなるにはどうしたらいいかと相談していき

火災保険請求・地震保険請求アドバイス

を考え

記事コンテンツから全国に発信。

保険会社から派遣される鑑定会社への対応も必要な場合は同行いたします。

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